
・レース名:第11回国際自転車トラック競技支援競輪
・開催場:青森競輪場
・開催期間:2020年 6月11日(木)~6月14日(日)
・優勝賞金:290万円
開催毎ごとに収益は世界選手権自転車競技大会及びオリンピック・パラリンピックに拠出しているG3レース。
年に2回開催されており、来日している海外選手も斡旋される場合もある。
2016年9月に開催された際は初めて外国人選手が出場した。伊東競輪場で開催された19年の大会はオーストラリアのマシュー・グレーツァーが優勝した。
今年2回目の開催は青森競輪場で開催される。前回は久留米競輪で開催された。
新型コロナウイルの影響もあり外国人選手の出場は無い。
比較的に高配当が出やすい大会のイメージ!競輪予想で稼ぐなら注目のレース!
S級S班は出場しないから、S1とS2の純粋な力試しのレースとなるぞ!
目次
青森競輪 国際自転車トラック競技支援(G3)の昨年の傾向
競争得点が1番高い菅田壱道が久留米競輪場で行われた久留米G3で優勝した経験があり相性良く優勝候補か。
初日特選でもラインを組んだ同県の櫻井正孝に初日特選1着の岡村潤を加えて戦力は十分。
対抗は西武園F1・いわき平F1と連続優勝を果たしている好調の阿竹智史と久米康平の徳島コンビを竹内翼が先導し立ち向かう。
展開としてはまず打鐘で櫻井正孝が頭に出る。藤井栄二が叩きに行こうとしたところに合わせて菅田壱道も発進する。
すると藤井栄二を目標にしていた南修二が菅田壱道に切り替えて決戦へ。しかしカカリ良く発進した菅田壱道がそのまま1着で南修二は2着。
単騎で南修二の後ろにいた志村太賀が離れずについていき3着。3連単オッズが100倍を超える荒れた決勝戦となった。
◆青森競輪(G3)国際自転車トラック競技支援で活躍する選手
この大会ではS級S班は出場しないのでSk級1班かの選手たちがメインで優勝争いが行われる。
また、6月は地区内あっせんとなっているので、北日本・関東・南関東の3地区の選手達だけ出場する。
北日本のS級1班は、菊地圭尚、高橋陽介、佐藤和也、鹿内翔、佐藤博紀、藤根俊貴、斎藤登志信、萩原尚人、阿部拓真、渡部幸訓、飯野祐太、小野大介。
関東は鈴木謙太郎、伊早坂駿一、長島大介、宿口陽一、朝倉佳弘、柴田洋輔、河合佑弥、鈴木庸之。
南関東は、成清貴之、山賀雅仁、近藤隆司、須藤誠、山中秀将、斎藤竜也、白戸淳太郎、加藤圭一、五十嵐力、近藤俊明、佐藤龍二、渡邊晴智。
の以上がS級1班の選手になる。
国際自転車トラック競技支援競輪のイチオシ選手
◆青森競輪(G3)国際自転車トラック競技支援競輪の注目選手

渡邉晴智(46歳)S級1班
高松宮記念杯・日本選手権とG1レースを制したこともあり、2002年・2007年・2008年とKEIRINグランプリを3回出走している競輪界の一時代を築いた大ベテランの渡邊晴智。
2002年にはアジア選手権を優勝するなどナショナルチームでも活躍。46歳になった現在でも小倉G3で決勝に乗るなどまだまだ第一線で活躍している。
しかし昨年から優勝からは遠のいている。そのため本人も意地の優勝は常に狙っているだろう。
玉野F1の落車で負傷しているためコンディションは不安視されるがまずは決勝を目指してもらいたい。

鈴木謙太郎(35歳)S級1班
鈴木謙太郎は2008年のヤンググランプリで3位に輝いた注目のルーキーあが、未だグランプリ出場を果たせていない。
グレードレースへの出走は多いが優勝はG3が2回のみと物足りない印象を受けてしまう。昨年から優勝できていなかったが伊藤F1で優勝を飾り復調の兆しが見えてきたか。
F1で決勝に乗る事も多くなってきているためここで大きく結果を残しておきたいところ。
年齢も35歳と若くはないが大舞台での経験と得意のまくりを武器にさらなる成長を期待したい。

村上直久(38歳)S級1班
今年からS級1班と2班を行ったり来たりになってしまっているベテラン選手の村上直久。
1班に安定して所属するためにもグレードレースでは是が非でも結果を残しておきたいはず。
2011年のヤンググランプリで5位とまずまずの滑り出しを見せた競輪人生であったが2015年を境に特別競輪への出走が途絶えてしまっている。先行型の選手のため脚力に衰えが出てしまっているのだろうか。
しかし最近の松戸F1では好成績を残しているためカカリが良いレースがあることは事実だ。
◆青森競輪(G3)国際自転車トラック競技支援競輪の地元注目選手

高橋陽介(38歳)S級1班
高橋陽介は高校から自転車競技を始めているが、競輪学校在籍時は67位の結果で卒業してしまうなどスタートは遅かった選手だ。
しかし選手になってから少しづつ力をつけて2013年からS級1班で戦い続けている。特別競輪にも多く出走しているため実力はある選手だ。
そんな彼は1度もグレードレースで優勝を果たせていない。さらに昨年は未優勝で終えてしまうなど勝利から遠ざかってしまっているように見える。
年齢も38歳と若くはないため地元開催の今大会では初優勝に向けて邁進するだろう。

坂本周輝(29歳)S級2班
坂本周輝の縁故には、兄の坂本貴史・父の坂本勉・叔父の坂本典男・従兄の坂本昌宏・従弟の坂本周作と磯島康祐。総勢7人の競輪一家の1人として活躍している。
父の坂本勉はオリンピック自転車競技で日本人初の銅メダルの獲得や、KEIRINグランプリを優勝したこともあるレジェンド級の選手だった。
兄の坂本貴史もS級1班に所属している実力者。そんな競輪界屈指のDNAを持つ選手が地元開催で大人しくしていられるはずはない。
グレードレース初勝利に向けて準備万端で臨むだろう。
◆青森競輪(G3)国際自転車トラック競技支援の新人注目選手

内山雅貴(25歳)S級2班
3月にS級2班に特昇したばかりの今ノリに乗っている内山雅貴。高校から自転車競技を始めていて実業団大会で優勝するなど実力はある。
名古屋F1から3着以内に必ず入っており車券は必ず買っていた方が良い選手となっていた。名古屋F1・平塚F2・川崎F2・静岡F2・小倉F2と2020年既に5度の優勝をしている。
しかし忘れてならないのはこれら全てA級戦だということ。やはりS級の試合となるとレベルが上がるのは必然なため注意が必要だ。
今回の大会が初のグレードレースともなるためどこまで勝負できるか最注目の選手と言っても過言ではない。
過去の優勝者と昨年優勝者のコメント
2015年/芹澤大輔
2016年/才迫開
2016年/シェーン・パーキンス
2017年/田中晴基
2017年/シェーン・パーキンス
2018年/山田英明
2018年/マティアス・ブフリ
2019年/桐山敬太朗
2019年/マシュー・グレーツァー
2020年/菅田壱道
◆前回大会優勝、菅田壱道のコメント
『あの仕掛けだけは作戦になかったけど、前のスピードが上がる中で切った櫻井正孝は良い判断だった。
その後は自分の判断でしたね。すぐに(藤井君が)仕掛けてきたので。櫻井正孝の頑張りのおかげ。
正孝の気持ちが嬉しい。自分で獲る記念とは一味違うし、自分で獲るよりも嬉しい。
後輩の気持ちも乗っているので。ダービーでホームランを打ちたいので、この優勝は弾みがつくし良い一本になった』
青森競輪場の情報
1着決まり手 逃げ:22% まくり:35% 差し:43%
2着決まり手 逃げ:15% まくり:18% 差し:26% マーク:41%
◆青森競輪場の特徴
1周400m。クセがなく走りやすいバンク。
決まり手もバランスがいい。
陸奥湾からの風が強い日はまくりは3コーナーまで出切らないと不利。
コーナーは踏み切るとスピードが乗りやすい。
競りは中より外が有利らしい。