
・レース名:第2回小倉濱田翁カップ
・開催場:小倉競輪場
・開催期間:2020年 2月14日(金)~2月16日(日)
・優勝賞金:360万円
小倉競輪場は競輪発祥地すなわちメッカだ!毎年G1競輪祭を開催している。
濱田翁カップは当時小倉市長であった濱田良祐の功績を称えた競輪発祥を記念したG3レースだ!
濱田翁カップは比較的に競輪予想しやすいと思うぞ!
そこまでの高額配当が出ていないから、予想がしやすい傾向だ!
前回大会は比較的に低めの配当が多かったが、万車券も出ているからレースの見極めが大事だぞ!
目次
小倉競輪場 濱田翁カップ(G3)の昨年の傾向
昨年の小倉濱田翁カップで印象に残るものといえば、決勝でホーム手前から勢い強い捲りを仕掛けそのまま1着でフィニッシュした南潤だろう。
取鳥雄吾・工藤文彦ラインに一時は抑え込まれるが、ジャンが鳴った4コーナーから逃げる取鳥雄吾を豪快に捲り優勝を勝ち取った。
南潤と同ラインの村上博幸は「南が良い感じで仕掛けてくれたので、これは(優勝があるか)と思ったが、2コーナーで無理だと思った。初日に付きバテしたことで、強いイメージを引きずっていたのかな。」の言葉通り南潤をサシにいかずマークでついていくことを選び堅実に2着で終えた。
3着は単騎で臨んだ吉田敏洋。彼も「(近畿勢に)付いていって2コーナーでこれはワンチャンスあるなと思ったけど、南君のスピードが良過ぎてすぐにこれは無理だと悟った。」と南潤の強さが際立ったレースとなった。
◆小倉競輪(G3)小倉濱田翁カップで活躍する選手
S級1班からは武田豊樹、松坂洋平、佐藤友和、海老根恵太、石塚輪太郎と実力者ぞろい。
その実力者を迎え撃つのは九州勢から北都留翼、小川勇介、松尾信太郎、佐藤幸治、中本匠栄のS級1班の5名だ。
またS級2班の九州から10名出場する。
23歳の金ヶ江勇気、22歳の林慶次郎や昨年S級2班絵昇格した瀬戸栄作といった若手選手たちが出場するぞ!
他注目のルーキーは、関東地区の眞杉匠や蕗澤鴻太郎、中国地区の久保田泰弘、昨年9月に特昇でS級2班へ上がった佐伯辰哉といったところだな!
小倉濱田翁カップのイチオシ選手
◆小倉競輪(【グレード名】)小倉濱田翁カップの注目選手

武田豊樹(46歳)S級1班
武田豊樹は中高とスケートをしており、競輪には縁のないスポーツをしていた。スケートをやめてどうしても競輪がやりたい為、23歳で競輪学校を受けたが不合格。
スケートの道に戻り1年後には世界の舞台に戻り、2年後にはワールドカップでも優勝するようになったがスケートをやめた。
その後、競輪学校の年齢制限がなくなった為、30歳で競輪学校を合格した。
しかし周りからは批判の声もあったが、武田豊樹は自信があった。また、あっという間にS級S班に登り詰めるほどの実力もあった。今回のレースでは、S級S班だった意地をぜひ見せてほしい。

取鳥雄吾(25歳)S級1班
取鳥雄吾は競輪一家で、父も競輪選手で取鳥敬一だ。
前回の玉藻杯争覇戦で、優勝者の松浦悠士を予選・準決勝と連れて見事に松浦悠士を一位に導いた。他の逃げる選手達の中でもトップクラスと言っていい程だ。
惜しくも最終日の決勝に乗ることが出来なかったが、特選では豪快な捲りを成功させて見事一位になった。
「今回は2勝できたし、形になってきました」と何かを掴んでいるようだ。今大会でも豪快な捲りが見てみたいな。

・石塚輪太郎(26歳)S級1班
石塚輪太郎の父の石塚正浩も競輪選手だった。
石塚輪太郎は、ダッシュ、スピード、パワーを兼ね備えた先行型選手だ。
2018年上期からS級1班に上がった。年末と今シーズンのF1どちらも準決勝止まりと近況成績があまり良くないのが目立つが、石塚輪太郎は1発がある為侮れない選手だ。
今回の小倉濱田翁カップでも、伊藤のF1を優勝した時みたいなサシができるか注目したい。
◆小倉競輪(G3)小倉濱田翁カップの地元注目選手

松尾信太郎(36歳)S級1班
松尾信太郎は小倉競輪で地道に時間をかけて成長している選手だ。
『いまの仲間たちとの練習の楽しさを知って、「この人たちと一緒にレースを走りたい!」と思うようになりました。この目標ができてからは、競輪に対する意識も大きく変わって、徐々に成績も上がるようになりました。』と語るなど小倉愛が強いのは事実。
またイケメン選手として特集されたり、アニメのキャラクターのコスプレをするなど競輪以外の話題性が多いのも特徴だ。
レースでは得意な小倉競輪で得意のサシを見せて欲しい。

北津留翼(34歳)S級1班
九州の競輪を語る上で北津留翼に注目しないわけにはいかない。学生時代から自転車一筋で生きてきた男は、今でも衰えを知らない。
2008年の北京オリンピックに出場しており、2018年の高松宮記念杯競輪では300勝を迎えるなど実力は折り紙付きだ。
今シーズンのスタートはF1松山競輪で圧巻の捲りを披露するなど今年もまだまだやれることをアピールしている。G3でも強さを見せられるか期待だ。
◆小倉競輪(G3)小倉濱田翁カップの新人注目選手

・河合佑弥(25歳)S級1班
河合佑弥はデビューからメキメキと力をつけて今年からS級1班に昇格した。次世代を担う可能性がある大いにある若手の1人だ。
昨年のヤンググランプリでは持ち前の逃げ切りを図ろうとしたが、不発に終わり悔しい敗戦となった。気持ち切り替え翌週の立川G3鳳凰賞典では準決勝まで進出した。
しかし「河合はすごいいいピッチで踏んでいたし、もうちょっと力があれば決勝に乗れたんじゃないですか。」と準優勝した平原康太も褒めていた。
注目選手の1人なのは間違いないだろう。今大会で得意の逃げを見せつけてくれるか期待だな。
昨年優勝者 南潤のコメント
『取鳥雄吾さんの動きを冷静に見れた。
2車ですし準決のようにパーンと行って勝てる相手じゃないし、落ち着いて慌てずに仕掛けた。中川誠一郎さんが内に詰まっていたのでここしかないと。
吉田敏洋さんは大垣で負けているし、中川さんのまくりも気を付けないといけなかった。
しかも一番の敵は後ろのS班村上博幸さんですし、このメンバーでの優勝は自信になる。
今後の目標はG1の決勝に乗ること。そこで村上さんとワンツーできれば納得できると思う』
小倉競輪場の情報
・1着決まり手 逃げ:23% まくり:37% 差し:40%
・2着決まり手 逃げ:18% まくり:17% 差し:25% マーク:40%
屋内だからって、「逃げ」が有利じゃないってところが予想のミソだな!
◆小倉競輪場の特徴
小倉競輪場は70年以上の歴史をもつ、日本で一番初めに出来た競輪場だ。
昔は500mバンクだったが、今は400mに改修されている。
何度も改修されているが、改修する一番の目的は選手の最高速度を更新することだ。
全国の競輪データを用いて
そのせいか一瞬でトップスピードまで持っていける選手が活躍しているイメージだな…
さらに小倉競輪場は完全ドーム型だから、風の影響を受けることなく選手本来の実力が発揮されるだろう。
癖がないバンクだからこそ、熾烈な戦いが繰り広げられるだろう。
第2回となる小倉濱田翁カップは誰が優勝するのか楽しみだ!