
・レース名:小松島競輪開設70周年記念G3阿波おどり杯争奪戦
・開催場:小松島競輪場
・開催期間:2020年 7月2日(木)~7月5日(日)
・優勝賞金:317万円
ラインでの決着が多い、だが差し込まれる可能性が高いのでそこも考慮して予想するのが良いだろう。
軸のラインの選手を網羅して、他対抗ラインの差しが上手い選手を2着に入れて予想するとそれが万車券獲得につながるぞ!
選手を見て投票するのがセオリーだと思う!競輪予想で稼ぐなら注目のレース!
目次
小松島競輪 阿波おどり杯争奪戦(G3)の昨年の傾向
今レース3名のS班が出場していたが決勝に誰も残らなかったことが印象に残る。
三谷竜生は2日目に落車棄権。浅井康太は準決勝で失格。村上義弘は準決勝5着に沈んだ。
そんなS班不在の決勝では、全勝で決勝に乗り込んできた地元太田竜馬が1番人気。小倉竜二・久米康平と徳島3車でラインを組み、徳島勢で上位を占めたかっただろう。
対抗は以前優勝経験がある山田英明。
レースは残り2周で南潤が頭に出てくる。打鐘で徳島勢はエンジンをかけて第2コーナー付近で南潤を叩く。山田英明も負けじと前に出ようとするが、徳島ラインの3番手小倉竜二がうまく捌き前に出れず。
ゴール前では誰が1番か分からないほどの混戦だったが太田竜馬が1着。2着は単騎で上手く徳島勢の間に入った簗田一輝。3着は徳島ラインの2番手久米康平という結果となった。
今年出走するS班の3名が決勝に残れるかに注目してみるのもよいだろう。
◆小松島競輪(G3)阿波おどり杯争奪戦で活躍する選手
S級S班は松浦悠士、清水裕友、中川誠一郎の3名が出場する。
中国選手のS級1班は岩津裕介、川端朋之、三宅伸の3名と少々層が薄い。
S級2班選手がその分多く出場しているがどれだけ実力差を埋めることが出来るかがポイントとなってくるだろう。
四国選手は、小倉竜二、福島武士、原田研太朗、小川真太郎、太田竜馬、島川将貴、佐々木幸則、浜田浩司。
地元ということもありS級1班は層が厚い。
四国はS級S班がいないので、やはりライン戦でどれだけ制圧し次レースを有利に進めれれるかがカギとなる。
九州のS級1班は大坪功一、北都留翼、坂本亮馬、柳詰正宏、山田庸平、山崎賢人、大塚健一。
阿波おどり杯争奪戦競輪のイチオシ選手
◆小松島競輪(G3)阿波おどり杯争奪戦競輪の注目選手

清水裕友(25歳)S級S班
高松宮記念杯では不発に終わってしまった。KEIRINグランプリ出場権を獲得しているとはいえ清水裕友らしくない結果に。
初日は打鐘周回第2コーナー付近で頭に出て引っ張り続けるが、垂れてしまい9着。2日目は第2コーナー付近で頭に出るがゴール前で伸びが悪く4着と二次予選で敗退する結果に。
前走の久留米G3中野カップレースでは松浦悠士を番手からゴール前で差し切り1着と調子が良かっただけに残念だ。
本人が1番悔しいはずで必ず今レースでの巻き返しを狙っているはずだ。

岩津裕介(38歳)S級1班
ベテラン岩津裕介は再起を図れるか注目だ。2004年・2005年にはヤンググランプリ出場。
2016年にはオールスター競輪で優勝。KEIRINグランプリにも2014年・2016年と出走しているため実力・経験ともに日本屈指。G3も7度制覇している。
しかし昨年は未優勝に終わっているため衰えていると感じざるを得ない。
2020年は大宮G3・玉野G3・久留米G3とG3レースで4度出走しているうち3度決勝に乗っているため今レースでも決勝に乗ることは濃厚だ。

吉田智哉(22歳)S級2班
吉田智哉はS級とA級を行き来している若手はS級に定着するためにも、グレードレースでの結果が求められる。
高松F1・宇都宮F2・福井F1で1着を取っていたり、コンスタントに決勝に乗っているがそれはあくまでA級戦の話。
2019年7月に1度S級に上がっていたが成績が振るわずA級に降格していた。本人にとってはリベンジの気持ちが強いだろう。
先行タイプでかかり良く仕掛けられた時は逃げ切りや捲り切りができる選手。S級のステージでも活躍するためにもここで爪痕を残したいところ。
しっかりレースで結果を残して競走得点上げときたいはずだ!
◆小松島競輪(G3)阿波おどり杯争奪戦競輪の地元注目選手

太田竜馬(24歳)S級1班
昨年優勝者太田竜馬は連覇に向けて燃えているはず。
向日町F1・玉野F1・立川F1と調子を上げていき、立川F1では残り半周から牽制をかけられながらも捲りきり1着と好調だった。
しかし近況はグレードレースで決勝に乗ることができていないため得意な地元で巻き返しを図りたいところ。
2018年ヤンググランプリやG3を4度制覇しているため実力・経験ともに申し分ないはずだ。
昨年はS班不在での決勝だったが、今年はS班とともに出走して勝ちたいところだろう。

島川将貴(25歳)S級1班
2017年からS級2班に特昇してきた徳島の若手島川将貴は地元で初のグレードレース優勝なるか。
競輪学校では上位の結果を出せなかったが、選手になってからメキメキと力をつけて2018年のヤンググランプリに出走するほどに。
結果は4位と入着には及ばなかったが、出走できたことが大きな経験となったはずだ。松山F1では残り1周付近からペースを上げて残り半周で頭へ。
そのまま垂れることなく1着フィニッシュと調子の良さが窺える。今レースでも調子を維持できているか注目だ。
◆小松島競輪(G3)阿波おどり杯争奪戦の新人注目選手

上田尭弥(22歳)S級2班
上田尭弥は2018年にデビューしてから特昇を重ねて2019年3月29日からS級2班に所属している。
松山F1では初日・2日目1着と好調で決勝に挑んだ。残り2週から頭を張り続けていたが残り半周付近で垂れてしまい9着に沈んでいる。
しかししばらく決勝に乗れていなかったため上田尭弥にとっては決勝に乗ったことが自身に繋がるのではないだろうか。
いまだにS級の試合で優勝を飾ったことがなく2020年になってからも未優勝のためどのレースでも気合十分で挑むに違いない。
あとはグレードレースで勝てるようになれば、S級1班入りは目前だな!
過去の優勝者と昨年優勝者のコメント
2014年/志智俊夫
2015年/平原康多
2016年/平原康多
2017年/村上義弘
2018年/牛山貴広
2019年/太田竜馬
◆前回大会優勝、太田竜馬のコメント
『変に考えるより、いつも通りホームでドカンといこうと作戦会議で話した。
ずっと南潤君が自分をフタをするのは無理だろうなと。
山田英明さんの動きは気にせず、自分のリズムで仕掛けた。
久米康平さんが絡まれてましたね。出てからは一杯で、めちゃくちゃ一杯。
なけなしのペースで踏んで、ゴール前も誰かにいかれたかと思った。
優勝はまだ信じれないですね』
最後はギリギリだったが、捲ってよく逃げ切った!
小松島競輪場の情報
1着決まり手 逃げ:19% まくり:34% 差し:47%
2着決まり手 逃げ:18% まくり:16% 差し:30% マーク:36%
逃げ選手は力量も加味して2着とかに置いておくのもありだ!
◆小松島競輪場の特徴
1周400m。元500バンクでもある。
500バンクの名残がありカントはやや緩め。
全国の競輪場の中で一番海に近いので海風によるレースへの影響が大きいが、選手宿舎が建設されているのでバック側に吹く風の強さは弱まったと言える。