
・レース名:弥彦競輪場開設70周年記念G3ふるさとカップ
・開催場:弥彦競輪場
・開催期間:2020年 7月18日(土)~7月21日(火)
・優勝賞金:317万円
弥彦競輪開設記念レースだ。
前回の小松島競輪で開催された阿波おどり杯争奪戦と同様に地区内あっせんに加えて7車9R制なので、いつもの競輪予想と打って変わることになるだろう。
もし小松島競輪のように単調なレースが多くなれば、配当は大きく変動はしないだろう。
選手のラインをよく見て、攻守を確認して競輪予想するのが良いだろう!競輪予想で的中を目指すなら注目のレース!
目次
弥彦競輪場 ふるさとカップ(G3)の昨年の傾向
昨年の決勝では3連単オッズが600倍を超える荒れた決勝となった。
本命は清水裕友だ。唯一のS班で全て1着で上がってきているため、文句なしの1番人気だ。番手の山田庸平も密かに1着を狙っているはずだ。
ナショナルチームに所属している松井宏佑が引っ張り続けることができれば、番手の渡邉雄太の1着が濃厚となる。
新潟コンビの諸橋愛・藤原憲征も侮れない。
打鐘で先行を取ったのは新潟コンビの前にいる小林泰正だったが、残り一周で松井宏佑がぶん回す。
番手の渡邉雄太を諸橋愛が捌き新潟コンビのチャンスが到来する。
第3コーナー付近から諸橋愛が踏み込み青板で頭に出てそのまま1着。2着は前残りの松井宏佑。3着は諸橋愛についていた藤原憲征と新潟コンビに軍配が上がった。
今年の大会でも新潟コンビに期待したい。
◆弥彦競輪場(G3)ふるさとカップで活躍する選手
まだ地区内あっせんは継続中なので、北日本、関東、南関東の選手が出場する。
S級S班は佐藤慎太郎、平原康多、郡司浩平の3名が出場。
北日本の選手は、大森慶一、五日市誠、櫻井正孝、渡邉一成、小松崎大地。
関東選手は、河野通孝、吉田拓矢、金子哲大、森田優弥、諸橋愛、藤原憲征。
南関東の選手は、海老根恵太、鈴木裕、根田空史、大塚玲、堀内俊介、土屋裕二。
注目のS級2班の選手は、開坂英明、坂本周作、古川尚耶、岡田泰地、坂井洋、片折亮太、柴田洋輔、内田玄希、新田康仁、大石剣士、鈴木庸之など
今年も連覇を狙う諸橋愛の新潟県の選手は意気込みが入っているだろう。
ふるさとカップ競輪のイチオシ選手
◆弥彦競輪場(G3)ふるさとカップ競輪の注目選手

郡司浩平(29歳)S級S班
今年もグランプリ出場権を獲得するためにG3では確実に優勝を果たしておきたいはずだ。
今年の成績としては玉野G3で優勝したのみと、グランプリ出場権はまだまだ確定させることはできていない。
昨年はG1を制しての出場ではないため今年こそはG1制覇に向けて燃えているはずだ。そのため出場するレース全てに全力で挑んでいることだろう。
近況としては高松宮記念杯で決勝に乗れなかったことは本人にとってとても誤算だったはず。その悔しさを晴らすためにもまずはG3を優勝し弾みにしたい。

平原康多(38歳)S級S班
大宮G3・松山G3を制しているため今レースでも優勝候補の1人だ。
G2ウィナーズカップと宇都宮G3ワンダーランドカップを相次いで落車しているため怪我の心配はあったが全プロ記念競輪では2着・2着。
高松宮記念杯では6着と決勝には乗っているのでさほど影響はないだろう。今年もグランプリ出場権を獲得するため全レース気が抜けないのは事実だ。
弥彦競輪場では寛仁親王牌競輪で失格や落車をしてしまっているためあまり良いイメージはないかもしれないが、それらを払拭するレースにしてほしい。

鈴木裕(35歳)S級1班
7月からS級1班に返り咲いた男は早々に結果を出してくれることを期待する。
今年2班に降格してしまったが、大垣F1・小田原F1で優勝するなど結果を残したことで戻ってこれたのだろう。
高松宮記念杯でも準決勝まで勝ち上がるなど悪くはない結果を出している。グレードレースは1度しか優勝経験がないため、今レースが2度目になることを期待したい。
実は鈴木裕は元々プロキックボクシングの選手だったため、キックと呼ばれていることも。異色の競輪選手ではあるが活躍を期待したい。
◆弥彦競輪場(G3)ふるさとカップ競輪の地元注目選手

諸橋愛(42歳)S級1班
2017年にはグランプリに出場経験もあるベテランはふるさとカップ連覇に向けて準備万端のはずだ。
全プロ記念競輪では初日松浦悠士が捲っていったことを見ると、すかさず松井宏佑の番手から縦に踏んで2着。
2日目は村上博幸と競り合い落車をしてしまったため残念な結果に。
平塚F1では初日吉田拓矢の捲りについていき2着。2日目は坂井洋を番手から差し切り1着。最終日は3着と好成績。
高松宮記念杯では特選に出走しながらも二次予選でゴール前で伸びきれず敗退とその悔しさをここで晴らしてほしいところ。

鈴木庸之(34歳)S級2班
7月からS級2班に降格してしまったが6月は好調だった。
青森G3では初日は4着だったが、2日目は第3コーナー付近から捲り2着。準決勝では混戦を上手く抜け出し1着。決勝でも第2コーナー付近で頭に出て張り続けるが、惜しくも2着とグレードレースでも好成績を残した。
続く川崎F1では初日残り一周で頭に出て青板までキープしていたが、番手の宿口陽一に差されて2着。2日目も残り一周で頭に出るがゴール前で別線の小原佑太に差され2着と惜しい結果が続いていた。
最終日は混戦を抜け出すが3着に終わった。2場所続けて好成績を収めているため調子を維持できれば今大会でも好成績を残してくれることだろう。
◆弥彦競輪場(G3)ふるさとカップの新人注目選手

坂井洋(25歳)S級2班
2019年10月27日からS級に昇格した若手は今年既にF1を2度制覇している。
佐世保F1では初日第1コーナー付近で頭に出るとそのまま1人旅。2日目は第3コーナー付近で頭に出ると他を寄せつけず1着。最終日は後方から踏み込み別線の抵抗を物ともせず1着と全て1着で終えた。
玉野F1では初日は9着に沈んだが、2日目は第2コーナーから頭に出て堂々の1着。最終日は第2コーナー付近で後方から前に踏み込むとそのまま全車を捲り1着。
なんと言っても坂井洋の強みはゴールデンキャップ賞を受賞しているだけにスピードだろう。初のグレードレース優勝も調子次第ではあり得る。
過去の優勝者と昨年優勝者のコメント
2009年/加藤慎平
2010年/山崎芳仁
2016年/浅井康太
2017年/諸橋愛
2018年/諸橋愛
2019年/諸橋愛
◆前回大会優勝、諸橋愛のコメント
『今年もここに照準を合わせてきていたし、今年がここで終わっても良いってくらいの気持ちでした。
去年はプレッシャーがあったけど、今年は赤パンツを脱いで、気持ち的に余裕がある開催でした。
ここまでの1カ月間、本当に練習が苦しくて、自信はなかったですけど準備はしてきていたので、結果が出て良かったです。
もう一回、グランプリに出たいんですよ。ゴールできてないので。
上で戦えるのは、もう何年もないと思っているので、悔いのないように走りたい』
弥彦競輪場の情報
1着決まり手 逃げ:18% まくり:32% 差し:50%
2着決まり手 逃げ:19% まくり:18% 差し:27% マーク:36%
◆弥彦競輪場の特徴
1周400m。
見なし直線が長くいがそれ以外は特にクセがないバンク。
基本は全コーナー対称になっているはずなのだが
弥彦競輪場はコーナーが非対称となっており
1コーナーと4コーナー、2コーナーと3コーナーで対称。
4コーナーの曲線はきつく直線部分が長いので、追い込みやまくりが決まりやすい
400mバンクの中では逃げ切りが難しいバンクとなっている。