
・レース名:函館競輪場G3函館ミリオンナイトカップ
・開催場:函館競輪場
・開催期間:2020年 8月7日(金)~8月10日(月)
・優勝賞金:317万円
函館記念の五稜郭杯争奪戦は新型コロナウイルスの影響で開催中止になってしまったので
今年初の函館競輪で開催するグレードレースになる。
また、6月から地区内あっせんになっているが、この函館ミリオンナイトカップからは全国あっせんになるので、今までよりもガッツリ激しいレースが繰り広げられるだろう。
またナイターレースなので、夕方から開催されるので比較的投票しやすい時間帯にレースが実施されるぞ。
函館競輪の競輪予想はそこまで難しいことは言わないが、選手の得意不得意や相性をしっかりと把握していれば稼げる注目のレースでもある!
目次
函館競輪場 函館ミリオンナイトカップ(G3)の前回大会の傾向
2018年4月26日〜29日にスターライトクラウンとして開催された。
G3レースだがS班の出走はないため実力は拮抗している。決勝レースでは若手の南潤が本命で逃げ切りを図る。
その後ろでは先行タイプの山本伸一が番手捲りを狙っているだろう。捲り屋の鈴木庸之の1発が怖い。
南潤は打鐘前から前進。合わせて鈴木庸之も発進するが南潤が頭へ。負けじと鈴木庸之は番手の山本伸一捌き2番手に。
後ろでの攻防を物ともせず南潤が逃げ切り1着。2着は鈴木庸之の番手から抜け出した山下渡。3着は鈴木庸之という結果に。
◆函館競輪場(G3)函館ミリオンナイトカップで活躍する選手
オールスター競輪の開催が次に控えている影響もあって、S級S班選手は出場しない。
S級1班から
北日本は、伊藤大志、阿部力也、櫻井正孝、飯野祐太。
関東は、芦澤大輔、山岸佳太、岡田征陽、朝倉佳弘。
南関東は、山中秀将、野口裕史、齋藤竜也、松谷秀幸。
中部からは、笠松信幸、岡本総。
近畿からは、藤木裕、椎木尾拓哉、石塚輪太郎。
中国は、戸田洋平、吉本哲郎。
九州は、加倉正義、合志正臣。
が出場する。
注目のS級2班の選手は、山田敦也、新山将史、小原佑太、眞杉匠、柴田洋輔、鈴木庸之、久米康平、山中貴雄、市橋司優人、上野優太。
函館ミリオンナイトカップ競輪のイチオシ選手
◆函館競輪場(G3)函館ミリオンナイトカップ競輪の注目選手

山中秀将(34歳)S級1班
山中秀将の最近の成績では立川F1で4着・宇都宮F1で7着と連続で決勝に乗っている。
続く直近の松戸F1は初日打鐘で逃げ切りを図るが、青板で垂れてしまい5着に終わってしまった。
しかし2日目は同じく打鐘で縦に踏んでいき前残りで2着。番手の同県成清貴之に差されたが決勝に弾みをつけた。
そして迎えた決勝は木暮安由が落車するアクシデントがありながら、眞杉匠との捲り合戦を制して1着でゴールした。
今レースでも先行タイプの中では実力者であるだろう。

松谷秀幸(37歳)S級1班
松谷秀幸はG1レースに多く出走しているベテランだが今年の調子は上向きだ。
2月に行われた奈良G3では、逃げ切りを図る平原康多の番手から差し切り優勝を飾っている。それからのF1レースでは決勝常連となっており強さを見せている。
しかし高松宮記念やサマーナイトフェスティバルなどG1・G2レースでは結果を残せていない。
そのため今レースではまずは決勝には残りたいところ。番手の選手としてはとても頼りになる選手のため、ラインに入ったときはしっかり仕事をしてくれることだろう。

芦澤大輔(38歳)S級1班
2020年にS級2班に降格してしまったが、7月に1班に返り咲いている芦澤大輔。
多くグレードレースに出走しており、G3は3度制している。今レースでは4度目の優勝を狙いにいくだろう。
直近成績は良く、西武園F1で2着・青森F1で7着・川崎F1で2着・高松F1で5着と安定に決勝に乗っている。
S班が出走していない今レースでは、決勝に乗る可能性は高いだろう。
番手に回ることが多いため自力選手ではないが、別線を捌くことに集中している。ゴール前での差しには注目だ。
◆函館競輪場(G3)函館ミリオンナイトカップ競輪の地元注目選手

山田敦也(37歳)S級2班
高校から自転車競技を初めている山田敦也。デビューレースも函館競輪場だったため、今レースも思い出深いレースになるだろう。
1班と2班を行ったり来たりしているベテランは、1班に昇格するため今レースで結果を残したいところ。
しかし最近の成績はよくなく、2月に行われた久留米F1以来決勝に乗ることができていない。
そのため地元開催の今レースでは是が非でも、好成績を残したい。
グレードレースをまだ優勝したことがないため、地元での初優勝に期待したい。
◆函館競輪場(G3)函館ミリオンナイトカップの新人注目選手

小原佑太(24歳)S級2班
小原佑太は高校生から自転車競技を始めており、アマチュア時代から全日本選手権や国体で1位を獲得している注目の選手。
競輪学校でも卒業記念レースでは3着の好成績を残し選手へ。2019年7月にデビューしてから特昇を重ねて、同年12月にはS級2班に所属している大型ルーキー。
S級のF1レースでは何度か決勝には乗っているが未だに優勝はできていない。今レースが初のグレードレースとなるため気合十分で挑むはずだ。
地元が青森と函館競輪場と近いためコンディションも悪くはないはず。

眞杉匠(21歳)S級2班
眞杉匠のデビュー初勝利を飾ったのは函館競輪場であるため、本人にとって思い出の地だろう。
選手になってから着実に成長している若手レーサーは昨年の11月からS級2班で戦っている。今レースの出走者の中で競争得点が4番目に高い。
直近のF1レースでは4場所連続で決勝に乗っており、宇都宮F1では地元の先輩神山拓弥を差し置いて1着となっている。
今乗っている若手と言っても過言ではない。そんな眞杉匠が好調を維持したままグレードレースに挑む。
過去の優勝者と昨年優勝者のコメント
2018年/南潤
◆前回大会優勝、南潤のコメント
『いつも通りの競走をして勝ちを意識せずに走りました。
踏み合い覚悟で踏んでいって、大矢崇弘さんと踏み合い、その後に鈴木庸之さんと踏み合って脚が残っていなかったです。
優勝はゴール前まで分からなかったです。
優勝できて嬉しいです。デビューして1年足らずで(G3)優勝して、これからはもっとレベルの高い所で走れるので、もっと勉強していきたいです』
函館競輪場の情報
1着決まり手 逃げ:21% まくり:37% 差し:42%
2着決まり手 逃げ:19% まくり:16% 差し:26% マーク:39%
◆函館競輪場の特徴
1周400m。
基本的にクセがないバンクなので、脚質による有利不利は特にない。
逃げ切りも出来るのでラインの選手の位置関係を見定めなければならない。
だが逃げからの差しも決まりやすい
海が近い影響で海風が入り込む。