
・レース名:松戸競輪場開設70周年記念G3燦燦ダイヤモンドカップ
・開催場:松戸競輪場
・開催期間:2020年 8月22日(土)~8月25日(火)
・優勝賞金:317万円
燦燦ダイヤモンドカップは松戸競輪の開設記念レースだ。
F1・F2の一般レースは7車立てのままなので、グレードレースで9車のバチバチなレースを見ることが出来る。
松戸競輪は333バンクで競輪予想は荒れるか固いか顕著な競輪場だ。
的中予想をしたいなら選手がどのポジションを取るかを特に考える必要があるぞ!
目次
松戸競輪場 燦燦ダイヤモンドカップ(G3)の前回大会の傾向
村田雅一以外は初日苦戦メンバー。妥当なメンバーが上がってきた印象を受ける。
S班の武田豊樹が準決勝で落車をしてしまい、上がってこなかったことはファンも驚きだった。
1番ノリに乗っているのは中川誠一郎だ。準決勝で半周近く一人旅を演じたことは好調を認めざるを得ない活躍。
吉田拓矢も好調では負けじと2日目・準決勝と逃げ切り1着になっているため、決勝逃げ切りを仕掛けてくるはず。
レースは残り2周で吉田拓矢が頭めがけて縦に踏んでいく。そのまま他選手の追撃を振り切り続けるが、残り半周で中川誠一郎が好調さを見せつける捲りっぷり。
他選手を圧倒して堂々の1着。2着は吉田拓矢の番手にいた中村浩士。3着は青板をスルスルと抜けてきた村田雅一。
◆松戸競輪場(G3)燦燦ダイヤモンドカップで活躍する選手
S級S班の選手は、平原康多、村上博幸、清水裕友。の3名が出場する。
北日本のS級1班は、新山響平、内藤信彦、山崎芳仁。
関東からは、木暮安由、朝倉佳弘。
南関東は、山賀雅仁、和田健太郎、鈴木裕、岩本俊介、萩原孝之。
中部の選手は、山内卓也、深谷知広。
中国地区からは、桑原大志。
近畿地区からは、山田久徳。
中国地区の選手は、松本貴治。
九州の選手は、加倉正義、小川勇介、井上昌己。
S級2班の選手も多く出場する。
注目のS級2班選手は、鹿内翔、庄子信弘、伊早坂駿一、朝倉智仁、坂井洋、笠松将太、飯田辰哉、染谷幸喜。
燦燦ダイヤモンドカップ競輪のイチオシ選手
◆松戸競輪場(G3)燦燦ダイヤモンドカップ競輪の注目選手

清水裕友(25歳)S級S班
清水裕友はサマーナイトフェスティバルを見事優勝を果たしているため今レースでも期待できるが、オールスター競輪では松浦悠士とのゴールデンペアで脇本雄太に敗れたうえに、二日目のレースでも捲り不発で絶不調に、腰痛で途中欠場とされているが、メンタル的なダメージが大きいとささやかれた。
今回のレースでそのダメージを払拭して復活して欲しい。

平原康多(38歳)S級S班
平原康多はサマーナイトフェスティバルでは、まさかの準決勝敗退とS班としては悔しい結果を出してしまった。しかし切り替えて臨んだ弥彦G3では優勝している。
初日は逃げる郡司浩平の捲ることには成功したが、後ろの諸橋愛に差されて2着に。2日目は逃げ切る頭の坂井洋を番手から差し切り1着。3日目は第3コーナー付近まで後方に置かれていたが、そこからぐんぐん伸びて接戦を物にしての1着。
決勝では初日同様逃げる郡司浩平を捲り切り、番手の諸橋愛に借りを返す形になった。
直近のオールスター競輪で初日に落車し、二日目も武田豊樹との関東ゴールデンペアで挑むも8着で、途中欠場した。
怪我の具合も心配だが、走りもファンからの信頼も安定している平原康多選手の活躍を期待したい。

内藤宣彦(49歳)S級1班
今年の初めはS級2班に降格していたが、S級1班に返り咲いているベテラン選手の内藤宣彦。
10年以上S級1班で戦い続けてきた記録は、実力者である何よりの証拠だろう。松戸競輪場は2005年に、200勝利を達成した地であるため思い入れは強いはず。
グレードレースでは数多く出走していたが、優勝はG3を1度だけのため、2度目の優勝を目指してほしいところ。
直近の函館F1は病気欠場しているためコンディションは未知だが、宇都宮F1・伊藤F1と続けて決勝に乗っているため期待できるだろう。
◆松戸競輪場(G3)燦燦ダイヤモンドカップ競輪の地元注目選手

飯田辰哉(47歳)S級2班
2018年に一時A級1班に降格しているが、翌年にS級2班に返り咲いているベテランレーサー。
47歳ながらニックネームがハーゲンタッツとユーモア溢れる愛称は、人柄が証か。今レース出走するメンバーの中で、松戸競輪状をホームバンクとしている選手は飯田辰哉のみ。
そのため地元選手としての意地を見せてほしい。
近況成績は良い結果を出せていない上に6月頭から7月頭にかけて1ヶ月近く負傷欠場していたことも。しかしだからこそ地元の力が必要となることだろう。
◆松戸競輪場(G3)燦燦ダイヤモンドカップの新人注目選手

朝倉智仁(21歳)S級2班
2019年に松戸競輪場でデビュー初勝利を飾ってから、年末にはS級2班に特昇している期待の新人。
アマチュア時代にはジュニアオリンピックやインターハイで結果を出しているため、有名選手である。
しかし競輪学校での成績は伸びず下位の成績を出してしまうが、選手になってから徐々に競輪への慣れを見せている。
直近の川崎F1においては初日・2日目1着続きで優勝がかかっていたが落車。静岡F1を欠場しているためコンディションに不確定要素が勢いで乗り切って欲しい。

染谷幸喜(31歳)S級2班
昨年からS級2班で戦い続けている若手は、そろそろグレードレースで結果を残しては良いのではないか。
千葉競輪場をホームバンクに置く選手ではあるが県としてみれば地元同然。アマチュア時代には陸上の十種競技をしており、インカレで優勝するなど身体能力の高さはお墨付き。
その身体能力を活かしてまだまだ成長してほしい。直近成績は弥彦G3・函館G3と相次いでグレードレースに出走しているが、どちらも結果を残せずに終わっている。
今レースでは爪痕でも残していってほしい。
過去の優勝者と昨年優勝者のコメント
2012年/武田豊樹
2013年/浅井康太
2014年/稲垣裕之
2017年/諸橋愛
2018年/中川誠一郎
◆前回大会優勝、中川誠一郎のコメント
『石塚輪太郎の外は行きたくなかった。
6番村田雅一もの張りながらだったので、そこをゆっくり抜けました。そこを抜けてからは全開で踏みましたね。
初日、2日目は疲れが抜けなかったんですけど、準決勝で抜けました。
感触も決勝は良かったですね。あの感じが(オールスターで)出れば良いですね。
賞金ではKEIRINグランプリが厳しそうなので、タイトルを獲りたい。オールスターでは、新田祐大、ワッキー(脇本雄太)、深谷知広に負けないくらいの戦いをしたい』
松戸競輪場の情報
1着決まり手 逃げ:29% まくり:37% 差し:34%
2着決まり手 逃げ:23% まくり:15% 差し:17% マーク:45%
◆松戸競輪場の特徴
1周333m。
カントは浅いので逃げきりが決まりやすい。捲りは早めに駆けださないと決まり辛い。
逃げ切りと捲りがほとんどのレースで決まるためそのままラインでの決着も多い。
そのため筋違いの高配当が生まれる可能性が高く、逆張りする競輪ファンも存在する。
競りが内側の選手が有利なので外から捲って捲り切れず競り合いになると捲り選手はほとんどの確率で失速する。
バンク全体が透明バンで囲われているため上から風が入り込み、逃げ場のない風が渦巻くことがあり、向かい風の中走っている状態がよく続くという。