
・レース名:京王閣競輪開設71周年記念G3ゴールドカップレース
・開催場:京王閣競輪場
・開催期間:2020年 10月24日(土)~10月27日(火)
・優勝賞金:363万円
京王閣記念ゴールドカップレースは京王閣競輪の開設記念レースだ。
先日の前橋G3寛仁親王牌から1週間ほど空いているのもあって
S級S班選手は佐藤慎太郎、平原康多、村上博幸、松浦悠士の4名が出場する。
19年は和田健太郎が優勝し、18年は平原康多選手が優勝している。
過去に2009年から2011年には後閑信一が3連覇を達成している。
目次
京王閣競輪 ゴールドカップレース(G3)の前回大会の展望
決勝では9車の内6車が初日特選組と納得のメンバーが勝ち上がってきた。
S班の平原康多・村上博幸も順当に勝ち上がっており、決勝では堅いレースになると思われた。
本命としては安定感のある平原康多だ。番手にはS2ながら決勝に上がってきた、地元の河村雅章を迎えて優勝を狙う。
平原康多と安定感で争うなら郡司浩平だ。萩原孝之と組み自力で勝負。千葉3車は結託して総力戦で挑む。
レースは打鐘で千葉勢頭の根田空史が発進。残り半周でまた平原康多が縦に踏んでいくが、頭へ届かず。
別線も大きな動きはなく、千葉勢の番手和田健太郎がチャンスをものにして優勝を決めた。
今レースでもラインでの勝負が鍵となるか注目だ。
◆京王閣競輪(G3)ゴールドカップレースで活躍する選手
S級S班からは佐藤慎太郎、平原康多、村上博幸、松浦悠士が出場する。
京王閣競輪が関東の競輪場なのでメイン選手は関東(南関東)の選手になる。
昨年は千葉の選手が大活躍した。
北日本からは、坂本貴史、菅田壱道、成田和也、小野大介。
関東勢からは、吉澤純平、天田裕輝、岡光良、岡田征陽、朝倉佳弘、河村雅章、鈴木竜士、河合佑弥。
南関東の選手は、中村浩士、岩本俊介、根田空史、近藤俊明、小原太樹、嶋津拓弥。
中部支部からは、山口富生、竹内雄作、伊藤裕貴。
近畿からの選手は、渡邉十夢、古性優作、山田久徳。
四国選手は、池田憲昭、堤洋、太田竜馬。
九州勢は、野田源一、園田匠、北津留翼、小岩大介。
S級2班は、高橋晋也、眞杉匠、柴田洋輔、内田玄希、太刀川一成、鷲田幸司、筒井裕哉、柏野智典、藤原俊太郎、今岡徹二。
ゴールドカップレース競輪のイチオシ選手
◆京王閣競輪(G3)ゴールドカップレース競輪の注目選手

松浦悠士(29歳)S級S班
松浦悠士は今レースでも決勝に乗ることは確実と断言しても良いだろう。
今年のレースで決勝に姿を見せなかった時があっただろうか。ここまで安定感抜群の走りを見せられると、車券を買わざるを得なくなってしまう。
レース状況を見極めながらの立ち振る舞いに、ただただ感服してしまう。
初日特選と決勝はレベルが高くなるためわからないが、2日目・3日目の二次予選と準決勝では、松浦悠士を軸に車券を買うべきだ。
オールスター競輪から優勝がないため、久しぶりの優勝がみたい。

菅田壱道】(34歳)S級1班
共同通信社杯では残り3周で後方から上がって行った際に、平原康多を落車させてしまい失格となってしまった。
しかし最近の取手F1・青森F1では優勝しているため、脚の調子は悪くないはずだ。
オールスター競輪・共同通信社杯と特別競輪で爪痕を残せなかっただけに、G3では勝ちにこだわりたいはず。
今年はG3国際自転車トラック競技支援で優勝しているため、2度目のG3制覇を狙いたい。得意の捲りをかますことができれば、良い結果が見えてくるだろう。

古性優作(29歳)S級1班
一時期は福井F1・大垣F1・和歌山F1と3連勝し、オールスターでは3着と絶好調であった。
しかしそれ以降小田原G3では、準決勝で渡邉雄太を落車させてしまい失格。共同通信社杯では初日に平原康多の落車がありながらも、得意の捲りをかますことに成功し1着だった。
しかし2日目は7着に沈み敗退。青森G3では準決勝で4着と決勝に乗ることができていない。
京王閣競輪場は初めて特別競輪で勝利を収めた地であるだけに、思い入れはあるはず。ここで気合を入れて一踏ん張りし爪痕を残して欲しいところだ。
◆京王閣競輪(G3)ゴールドカップレース競輪の地元注目選手

鈴木竜士(26歳)S級1班
高校時代まではバスケットボールをしており、関東大会で3位になるほどの強豪校で鍛えていた。その後競輪へ転向している。
競輪学校の競争訓練では31位。卒業記念レースでは5着・6着・5着・2着と目立った選手ではなかった。
しかし選手になってからの成長には目を見張るものがあり、2017年のヤンググランプリでは優勝している。
最近の成績を見てもF1レースでは安定して決勝に乗っているため、もう一つレベルアップを図りたい。
地元京王閣競輪ではS級の初優勝を飾っているため、今レースでも優勝を期待したい。

河合佑弥(26歳)S級1班
113期と若手ながらS級1班に在籍している河合祐弥に注目したい。大学まで野球一筋の球児だったが、競輪への才能を開花させた選手。
競輪学校では14位。卒業記念レースも決勝に乗ることはできなかったが、デビュー翌年には共同通信社杯に出走。
ヤンググランプリにも出走し一気に期待のルーキーとなっていた。今年には初のG1をオールスター競輪で経験し、発展途上であることは間違いない。
しかし最近の結果を見ると不発に終わっている。今が頑張りどころなのかもしれない。そこから抜け出すためのきっかけを地元で掴んでほしい。
◆京王閣競輪(G3)ゴールドカップレースの新人注目選手

高橋晋也(26歳)S級2班
9月に開催された青森G3で、ウィナーズカップ以来のグレードレース決勝に乗り勢い付いてほしい選手。
続く弥彦F1でも決勝に乗っており、今レースでの決勝も期待。今年の成長具合には一目置かれており、ウィナーズカップで3着になった時から脚光を浴び始めた。
現在ではS級2班の選手でありながら、特別競輪でも常連選手となっている。そんな高橋晋也が次に目指すのはS級1班。
京王閣競輪場ではS級の初優勝を飾っているため、相性は良いはずだ。
京王閣競輪の情報
1着決まり手 逃げ:20% まくり:37% 差し:43%
2着決まり手 逃げ:15% まくり:17% 差し:28% マーク:40%
◆京王閣競輪の特徴
1周400m。
基本的にクセがないので走り易い。
またカントも緩いのでまくりやすい分逃げ切りは決まり辛い。
立地の関係上多摩川から風が入り込むことはあるが、常に風が吹いているわけではない。
大きくレースに影響するような風はないが洋風画入り込むのでそこは注意するべきだ。
捲っての勝負駆けがレースの勝負を分けるようだぞ!