
・レース名:防府競輪開設71周年記念G3周防国府杯争奪戦
・開催場:防府競輪場
・開催期間:2020年 10月31日(土)~11月3日(火)
・優勝賞金:363万円
防府記念周防国府杯争奪戦は防府競輪の開設記念レースだ。
S級S班の清水裕友は3連覇を狙う。
ラインで逃げ切りが決まれば、かなり配当は低い。
別線の選手が上手く入りこめれば配当は一気に上がるのが特徴だ。
昨年は二日目に29万車券の高額配当が飛び出たぞ!
目次
防府競輪 周防国府杯争奪戦(G3)の前回大会の展望
決勝には初日特選組が6車とほとんど初日と変わらないメンバーに。しかし初日に1着をとっていた松谷秀幸や、S班の村上博幸が勝ち残れなかったことは想定外だった。
松戸G3を1着。親王牌を2着で今レースを迎えている三谷竜生の実績に疑いの余地はなく、優勝に期待がかかる。
2日目・3日目と1着で上がってきている郡司浩平の脚も怖い。大会連覇を目指す清水裕友もいるため混戦が予想される決勝だ。
残り3周で後方の吉澤純平がジワジワと出てきて、頭まで出てくる。すると郡司浩平が残り2周で吉澤純平を叩き早い展開となる。
打鐘で三谷竜生がぶん回してくると一時独走体制に。残り一周付近から清水裕友がスパートをかけて迫っていく。途中郡司浩平の牽制に苦しむが、残り半周では振り切ることに成功。
そのまま頭の三谷竜生を目掛けていくと、ゴール前で捲り切ることに成功した。今年のレースでも捲り合戦のような面白い展開を期待したい。
◆防府競輪(G3)周防国府杯争奪戦で活躍する選手
S級S班の選手は、郡司浩平、清水裕友、中川誠一郎が出場する。
北日本からは、大森慶一、永澤剛、藤根俊貴、佐々木雄一、飯野祐太、小野大介。
関東からは、吉田拓矢、金子哲大、柿澤大貴、藤原憲征。
南関東の選手は、山賀雅仁、和田健太郎、近藤保、勝瀬卓也、岡村潤。
中部の選手は、高橋和也、吉村和之、竹内雄作。
近畿勢からは、村上義弘、山本伸一、神田紘輔、松岡健介。
中国地区の選手は、筒井敦史、池田良、桑原大志、宮本隼輔。
四国からは、小倉竜二、高原仁志、島川将貴。
九州勢の選手は、園田匠、山田英明、合志正臣、松川高大。
注目できるS級2班の選手は、棟方次郎、坂井洋、川口公太朗、伊藤颯馬、曽我圭佑、金ケ江勇気、市橋司優人、門田凌、宗崎世連、久米康平、山中貴雄、國村洋、月本亮輔、柏野智典あたりが注目選手だ!
周防国府杯争奪戦競輪のイチオシ選手
◆防府競輪(G3)周防国府杯争奪戦競輪の注目選手

郡司浩平(30歳)S級S班
前レースの親王碑初日は、脇本雄太・新田祐大のナショナルチームによる先行争いに喰らい付き2着。
2日目は清水裕友と先行勝負をするが、松浦悠士に捌かれて後退し9着。3日目は中段から徐々に上げていくが、頭の新田祐大に届かず2着。
決勝では前団についていくことができず6着となっている。
初日・3日目はナショナルチームにあと一歩のところまで迫ったが、惜しくも抜けきれず。
しかし今レースの出走者の中では迷わず優勝候補に挙げることができる。前レースの借りを返したいところ。

山田英明(37歳)S級1班
前レースの親王碑初日には第2コーナー付近から縦に踏んで行き、直線の混戦を抜け出し1着を勝ち取るロング捲りをかました。
2日目は残り一周から踏んでいくが第4コーナー付近からの混戦をものにできず6着。3日目は前ラインの松浦悠士・橋本強を終始抜くことができず3着。
決勝では正攻法で挑むが、打鐘では後方へ。そのまま前に出ることができず7着に沈んでいる。
初日以外目立った活躍はできなかったが、実力に疑いの余地はなく今レースでも期待。

松川高大(31歳)S級1班
全国選抜スプリント優勝。オーストラリア選手権ケイリン4位。ジュニアオリンピック1kmTT2位。スプリント2位。アジアジュニア選手権4位とアマチュア時代の実績は十分。
競輪学校の競争訓練でも9位と上位の選手だった。しかし未だにグレードレースでの優勝がない。
そのため今レースでも優勝を狙いたい。前レースの別府F1では3着・2着・1着で優勝と脚の調子は良いはず。しかも松川高大は333バンクが得意なため、防府競輪場も得意なはず。
ダークホースとして期待。
◆防府競輪(G3)周防国府杯争奪戦競輪の地元注目選手

清水裕友(25歳)S級S班
大会3連覇を目指す彼に注目せざるを得ない。
昨年の決勝では残り一周からのロング捲りを披露してくれた。そのため今レースでも面白いレース展開になることを求めてしまう。
今年は初のG1・G2優勝を決めており、過去最高のシーズンと言えるだろう。
着実に競輪界の顔となってきている。しかしサマーナイトを制してからいまひとつ結果を残せていないのも事実。
決勝に乗ったのは松戸G3と久留米G3だが、7着・8着に沈んでいる。最近の悪い流れを断ち切るためにも地元で3連覇を達成したい。

宮本隼輔(26歳)S級1班
清水裕友と同年齢だが、競輪界では後輩に当たる。
しかし若手の中では注目されている選手でいることは間違いなく、清水裕友と同じレベルまで達するのも時間の問題ではないだろうか。
練習仲間として常にお互い高め合っているところを見ると、仲の良さも窺える。
そんな宮本隼輔が狙うのは地元開催のグレードレース初優勝。地元開催のため、地の利を活かしてスピードレースを制してほしい。
清水裕友と同じラインで走る時には確実に期待だ。
◆防府競輪(G3)周防国府杯争奪戦の新人注目選手

伊藤颯馬(21歳)S級2班
昨年のデビューから特昇を重ねて今年5月からS級のステージへ。国体のケイリンで2年連続6位や、JOCスクラッチで5位などアマチュア時代から上位の成績を残してきた。
競輪学校では競争訓練では21位だったが、卒業記念レースでは5着と注目選手に。勢いそのままにF2レースでは何度も優勝してきた。
そんな伊藤颯馬だが、G3の出走経験は未だ2回しかない。そのため、他選手と比べると経験値の差が大きいか。
しかし333mバンクが得意な選手のため防府競輪場では実力を発揮できるはずだ。
防府競輪の情報
1着決まり手 逃げ:30% まくり:38% 差し:32%
2着決まり手 逃げ:16% まくり:17% 差し:23% マーク:44%
◆防府競輪の特徴
1周333m。
短距離バンクなので逃げ切りも決まりやすい。
また直線も比較的に短いのも逃げ切れる一因である。
立地は山に囲まれており、天神山のふもとにある関係上風が吹き込むケースが多い。
防府競輪場の公式サイトでは「検車場レポート」とページにあるように本場開催に出場している選手たちのコメントを記載している。
競輪予想をする際は、選手の気持ちや状態が確認できるので、要チェックだ!