
・レース名:第10回国際自転車トラック競技支援競輪
・開催場:久留米競輪場
・開催期間:2020年 3月20日(金)~3月22日(日)
・優勝賞金:290万円
開催毎ごとに収益は世界選手権自転車競技大会及びオリンピック・パラリンピックに拠出しているG3レース。
年に2回開催されており、来日している海外選手も斡旋される場合もある。
2016年9月に開催された際は初めて外国人選手が出場した。伊東競輪場で開催された19年の大会はオーストラリアのマシュー・グレーツァーが優勝した。
今回は久留米競輪場で開催される、出場選手は日本人選手のみ。
比較的に高配当が出やすい大会のイメージ!競輪予想で稼ぐなら注目のレース!
S級S班は出場しないから、S1とS2の純粋な力試しのレースとなるぞ!
目次
久留米 国際自転車トラック競技支援(G3)の昨年の傾向
決勝の二車単が100倍を越える大荒れのレースとなった。その立役者は桐山敬太郎。
近畿勢と中四国勢ライン同士の先行争いの中後方から一撃必殺の捲りを披露する。
「もがき合うのは見えていたので、外に踏み出せる時にしっかり行こうと。踏み込んで、行けるとは思いました。」と狙い通りの捲りだった。
2着は中国勢の荒井崇博「本当は付いていかないといけないけど、もう降りてしまっていた。」とライン内で上手く連携がとれていなかったことが桐山敬太郎に捲らせてしまった原因と考えている。
◆久留米(G3)国際自転車トラック競技支援で活躍する選手
何と言っても元S級S班の村上義弘が一強となりそうだ!
近畿勢は村上義弘筆頭に、S級1班は栗山俊介、南修二の3名だ。
S級2班からは元砂勇雪をはじめ、佐野梅一、伊藤成紀、真田晃、原田隆、藤井栄二が出場するぞ!
前回大会優勝した南関東の桐山敬太朗の意思を引き継ぎ南関東勢にも期待がかかる!
須藤誠、勝瀬卓也、加藤圭一、村上直久、岡村潤とベテラン勢でS級1班は固まっているぞ!
注目のルーキーは、竹内翼、眞杉匠、曽我圭佑、瀬戸栄作、佐伯辰哉だぞ!
国際自転車トラック競技支援競輪のイチオシ選手
◆久留米(G3)国際自転車トラック競技支援競輪の注目選手

柴崎俊光(35歳)S級1班
玉藻杯争覇では初日4位、2日目1位と悪くない結果だったが3日目に落車棄権となってしまった。
デイリースポーツ杯では、初日2位、2日目2位、最終日1位と優勝している。
玉藻杯争覇で、落車棄権でコンディションが心配だったが、初日2位、2日目2位、最終日1位と絶好調であり弟の柴崎淳に負けない結果だ。
「連日、試練続きですけど勝てて良かった」とあまり運が味方してないのか。これを糧に国際自転車トラック競技支援競輪では頑張ってほしい。

村上義弘(45歳)S級1班
村上義弘は、たちあおい賞争奪戦などのG3優勝35回と他の選手に比べると多い数字だ。ただ、年齢的にも全盛期は過ぎたが、村上義弘は魂の走りをして年齢を感じさせない。
大宮G3東日本発祥倉茂記念杯の準決勝では「連日苦しい状況の中で松岡健介君が積極的に仕掛けてくれたおかげですね。」と助けられる場面も。
2月にG1全日本選抜競輪を病気欠場した。腹膜炎で緊急入院して手術をしたようだ。
10kgほど痩せて今は-2kgまでは回復している。
今回村上義弘は、復帰後初の重賞参戦だ。3月8日から開催された向日町F1では初日1着二日目1着三日目2着と優勝は出来なかったものの順調に回復しているのがわかる。
元々S級S班だった。今回はS級S班がいないが元S級S班の意地として負けられない為、国際自転車トラック競技支援競輪の走りが楽しみだ。

南修二(38歳)S級1班
KEIRINグランプリ2019、エンジョイスピードパークNRと言った大会を病気欠場をしていたが、最近のレースでは、1着2回、2着4回、3着5回と悪くない結果だ。
豊橋G1読売新聞社杯全日本選抜競輪では「2日目の落車の影響はないですけど余裕はなかったですね。やっぱりまだ上との脚力差を感じるのでまだまだですね。自転車のセッティングを含めて考えていかないと。進化し続けるために」とさらなる速さを求めている。
国際自転車トラック競技支援競輪では、どのような走りを見せてくれるのか。
◆久留米(G3)国際自転車トラック競技支援競輪の地元注目選手

柳詰正宏(32歳)S級1班
今シーズン唯一の地元S級1班選手。祖父と叔父を競輪選手にもつ。
京王閣以来のグレードレースとなる。近況では小田原F1では3着。伊藤F1・奈良F1では準決勝と安定して準決勝には乗ることができているため調子も悪くないはず。
競争得点も安定して100点以上のため車券を買う視野にはいれたい。高校から競輪を始めインターハイスクラッチ1位や国体エリミネイション2位などポテンシャルを秘めているのは確かだ。
久しぶりの地元開催グレードレースで結果を出すことができるか。

紫原政文(51歳)S級2班
S級S班に所属していた経験がある地元福岡の大ベテランは力を見せつけられるか。
競輪祭、新人王優勝から30年。まだまだ上を目指す向上心は光るものがある。年始の立川G3鳳凰賞典の特選では「吉本卓仁を信じて付いていきました。あれに付いて行けて2着は自信になりますね。今年の最初からこうだと、これからやれそうな気がしますよ」と期待できるコメント。
松山F1では決勝に防府F1では準決勝に乗るなど近況成績も悪くない。まだまだやれることを今シーズンで証明してほしいところだ。
だが若手サポートに回る可能性も高いな!
◆久留米(G3)国際自転車トラック競技支援の新人注目選手

山岸佳太(30歳)S級1班
G3の優勝経験が何度もある実力者。2017年にはヤンググランプリも出場しておりさらなる飛躍が期待される。
小倉G1朝日新聞社杯競輪祭S級選抜では「神山雄一郎さんがいい位置を取ってくれたので作戦どおりに運ぶことができました。上出来です。」と考えながら走ることができる選手であることを証明している。
近況では四日市F1の特選で1着。向日町F1特選で1着。伊藤F1では優勝と調子の良さが窺える。年始から続く好調を維持し、国際自転車トラック競技支援をモノにできるか注目だ。
過去の優勝者と昨年優勝者のコメント
2015年/芹澤大輔
2016年/才迫開
2016年/シェーン・パーキンス
2017年/田中晴基
2017年/シェーン・パーキンス
2018年/山田英明
2018年/マティアス・ブフリ
2019年/桐山敬太朗
2019年/マシュー・グレーツァー
◆昨年優勝、桐山敬太郎のコメント
『もがき合うのは見えていたので、外に踏み出せる時にしっかり行こうと。踏み込んで行けるとは思いました。3日制のG3とはいえ、うれしいですね。
小田原G3北条早雲杯争奪戦を獲って、次の年にG1決勝に2回乗ったんですけど、その次の年からボロボロでしたからね。長かったけど、腐らずにやってきてよかったです。
ずっとG1決勝から遠ざかっているので、またG1決勝に乗って、狙えるようにしたい』
久留米場の情報
1着決まり手 逃げ:21% まくり:30% 差し:49%
2着決まり手 逃げ:15% まくり:15% 差し:32% マーク:38%
◆久留米場の特徴
1周400m。特にクセもなく標準的といえるバンク。
脚質による有利不利がない分、ラインや選手の自力、得意分野での勝負となるケースが多い。
大どんでん返しがあまりない傾向だが、それが起こったら高額配当が手に入る夢のある競輪場だ!