
JKAが新型コロナウイルス対策として移動制限を実行
JKAは8日に6月のあっせんを原則として開催場の近隣地区内で行うと発表した。
地区を「北日本・関東・南関東」「中部・近畿」「中国・四国・九州」の3つに分ける形だ。
5月内の開催についてはこれまでと同様に全国から選手を集めての出走となる。
6月からは地区限定での開催となる。
6月6日から開催される久留米記念競輪のG3中野カップレースは中国・四国・九州の選手だけで開催されることに。
6月11日から開催される青森競輪の国際自転車トラック競技支援は北日本・関東・南関東の選手のみで開催される。
27日から開催される取手記念競輪のG3水戸黄門賞は北日本・関東・南関東の選手で開催されることとなる。
懸念点は、6月18日から開催される和歌山競輪で初となるG1高松宮記念杯競輪だ。
高松宮記念杯競輪は東と西で出場選手を選抜し初日特別選抜を行う。
すでに4月中に出場メンバーが決定し、東日本と西日本で特別選抜レースが行われるプログラムとなっている。
移動制限を掛けるということで高松宮記念杯競輪はどういう結果になるかが読めない。
新型コロナウイルスの感染症対策として移動制限になるので最悪の場合は中止もあり得る。
流石に非常事態宣言も解除されているはずなので、中止となることは無いと信じたいが、開催する気満々だった日本選手権競輪が中止となったので怖いところである。
※現状、特に変更の発表は無し、高松宮記念杯は特に影響はなしとのこと。
地区内あっせんとは?
競輪に限らず、競艇やオートレースでも同様の取り組み方法がある。
競輪では以下の通りになっている。
A:北日本・関東・南関東地区の競輪場=北日本・関東・南関東地区の選手を中心にあっせんする。
B:中部・近畿地区の競輪場=中部・近畿地区の選手を中心にあっせんする。
C:中国・四国・九州地区の競輪場=中国・四国・九州地区の選手を中心にあっせんする。
地区内あっせんになると何が変わる?
通常の開催であれば、1レース1レース出走メンバーが同地区・友人・師弟といった人間関係に基づき、選手達がそのレースでどう立ち回るか?(ライン)を築いて、俺たちはそれをもとに予想する。
競輪公式も【○○地区VS○○地区】なんて宣伝していたりもする。
全国各地からの選手が集まるので手を組める選手同士で手を組みレースを有利に展開させて勝ち上がるのが選手の基本的な考えで戦法でもある。
ラインの組まれるイメージはこんな感じ。
だが同地区あっせんに変わると手の組み方が変わる。
一番は同じホームの競輪場の選手で組まれるだろうが、例えば以前の決勝で組んだ選手と走りやすければ他県の選手であれそっちを取る可能性だってある。
表では同じ競輪場仲間でラインを組んでも、レース途中にラインを乗り換える可能性も大きく孕んでくるわけだ。
そうなると基本的なラインを読むことが難しくなる。
競輪選手も勝てなければ給料にかかわる仕事だ。
特に開催中止で収入が激減している中、お金という部分は人を変えてしまう力を持っている。
これが競輪予想で的中出来る肝といったところでもあるな。
なので筋違いの高配当が続出する可能性やガチガチの人気で終わるかもしれない!
ある意味注目のレースと言えるぞ!
どれだけ連携がしっかりしているかで通常の全国あっせんに戻った時の予想の指標にもできるからな!
競輪はただでさえ選手数が多くて情報とか考慮するのは大変なのに…