
117期と118期の期待の新人レーサーがデビュー戦を迎える!
117期(男子)と118期(女子)の新人レーサーがデビューを迎える。
15日の広島競輪で開催される競輪ルーキーシリーズ2020を皮切りに、29日の小倉ナイター、そして6月12日の伊東競輪の競輪ルーキーシリーズ2020とルーキーシリーズが開幕する。
117期と言えば、早期卒業をした寺崎浩平と菊池岳仁の二人がすでに活躍しているが他にも注目の選手がいるので紹介したい。
117期(男子)の注目の新人レーサ
寺崎浩平
この選手は競輪界の話題をかっさらった寺崎浩平だ。
19年の117期・118期から導入された早期卒業制度によって2020年1月にデビューを果たした。
和歌山競輪でデビュー戦し見事1着を取り、そのまま完全優勝を飾り華やかなデビューを飾った。
しかも奈良競輪、四日市競輪と3連続完全優勝を飾りA級2班へ特昇。
続いて高松競輪、福井競輪、名古屋競輪とまた3連続完全優勝しS級2班へ特昇する。計18連勝する快挙となった。
これのデビューから無敗でS級昇格したのは深谷知広に続き競輪史上では2人目。
S級初の小田原競輪の初日も難なく1着を取ったが2日目に3着に転落してしまい連勝数は19回でストップした。
※深谷知広は20連勝を飾っている。
だが小田原競輪の最終日決勝レースでは村上義弘とラインを組み、村上義弘を連れて優勝する。
デビューから79日目でのS級優勝は最速で、115期の坂井洋がデビュー144日目という記録を破った。
※あっせんの兼ね合いもあるので寺崎浩平の79日目でS級優勝はこれから先破られることっはほとんど可能性はないと言える。
デビュー前の16年国民体育大会で優勝したもののドーピング検査で陽性となってしまい優勝取り消し、ひと悶着あった過去がある。
これは競輪のみの話ではないがスポーツ界ではお約束のドーピング問題につながる。
ナショナルチームのBチーム(強化指定選手)にも所属している。
菊池岳仁
寺崎浩平と一緒に117期を早期卒業した菊池岳仁。
スピードスケート選手から自転車競技へ転向した。
自転車競技に移行後たった5カ月でインターハイ出場と才能あふれる選手だ。
菊池岳仁も寺崎浩平と同様にデビューから連勝に連勝を重ねる。
岐阜競輪でデビューし完全優勝を飾ると続いて京王閣競輪、宇都宮競輪と3連続完全優勝しA級2班入りを果たす。
伊東競輪の初日も1着を取ったが2日目で2着に転落し最速でのS級昇格はストップする。連勝も13でストップする。
だが決勝ではしっかりと1着を取り優勝はしている。
次の平塚競輪では2日目で初の着外となる。決勝に乗れなかったのは初めてであった。
その後は勢いを失ってしまったのか、1着2着とまばらとなっている。
元々は117期のデビュー前にS級になっていることが目標だったが、いつS級入りするのか楽しみの選手だ。
菊池岳仁もナショナルチームのBチーム(強化指定選手)にも所属している。
長田龍拳
学校順位は2位と即戦力となることが期待されている長田龍拳だ。
18年にインターハイでスプリント1位、国体スプリント1位。と実績も十分兼ね備えている。
師匠がベテランS級1班の渡邊晴智ということもあり、かなり成長が期待できる。
渡邊晴智の身内には渡辺雄太や渡辺雄太の弟である渡辺直弥と実力者が揃っている渡邊一家と一緒に練習している。
※117期には渡邊雅也が同じくデビューする。渡邊一家である。
町田太我
ゴールデンキャップを獲得した町田太我。
最終選考では落ちてしまったが早期卒業候補の一人でもあった。
在校成績は13位と全体的な成績はさほど高くないものの、史上初のゴールデンキャップを全3回も獲得しているのは実力があるからだと思う。
118期(女子)の注目の新人レーサ
永塚祐子
33歳でデビューすることになるがゴールデンキャップを獲得した永塚祐子。
在校1位で卒業。118期最強の女子選手である。
不動産業で10年ほど勤務していた。
これからなぜガールズケイリンを目指したのか?ということが明らかになるだろう。
OLからスポーツ選手への転向理由は気になるところだ。
やはりスポーツに対して何らかの熱い気持ちがあったんだろうな。その気持ちを競輪に是非ともぶつけてくれ!
尾方真生
ゴールデンキャップを獲得している尾方真生。
藤田剣次の弟子ということで、児玉碧衣や小林優香といったガールズケイリン強豪覇者たちとすでに練習を共にしているという。
久留米競輪には強い選手が揃っていて本当に凄い。
強者は強者を引き寄せるということか。
次世代のガールズ競輪選手になることは期待できそうだ!