
18日から4日間開催された、高松宮記念杯競輪の総売り上げは70億5905万100円だった。
新型コロナウイルスの影響から、無観客開催や開催中止と競輪業界に深刻なダメージを追っている中、4カ月振りのG1レースの売り上げは70億円と去年の通常開催時に比べて約80%と悪くない結果になった。
最終日決勝12Rの3連単投票数は870万票にも及び、1票100円×約870万票=8億7000万円となった。
※19年高松宮記念杯競輪の売り上げは84億9166万9800円。
19年高松宮記念杯競輪最終日12R決勝の3連単投票数は
約1023万票で1レースで10億円の売り上げとなっている。
1レースの売り上げも悪くない数値だったようだし、とにかくあからさまな売り上げ減少にならずに済んでよかったよ!
今回の高松宮記念杯競輪の影響は?
今回の開催は、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の解除後に行われたグレードレース。
競輪の開催に関して、各自治体が開催を決定するのだが、新型コロナウイルスの感染防止を選手やスタッフにも配慮したうえ、売り上げを捨ててまで開催中止を発表し、4月終わりから5月にかけて無開催の日もあった。
ほとんどの競輪場や運営に対して深く影響を与えている新型コロナウイルス。
高松宮記念杯競輪の開催は一部関東での場外販売がなかったが、昨年比で考えると売り上げや盛り上がりに関しては悪くないと思える結果だった。
前年度は84億円、今回は70億円と前年度比約83%だった。
下がったとはいえコロナウイルスの影響を考えると、4月に中止した日本選手権競輪の対応は間違っていたのではないかと思ってしまう。
赤字でもやるべきだと言う声もあったが、記念競輪で30億円前後の売り上げを出している(赤字ではない)現状で日本選手権競輪で売り上げが赤字になるとも思えない。(現に高松宮は70億の売り上げでもあったわけで)
ある程度コロナウイルスの騒動が落ちつき、一部場外車券場での購入が可能となったとはいえ、今回の高松宮記念杯競輪の売り上げを見れば日本選手権競輪も開催すればよかったはずだ。
次は7月にG2サマーナイトフェスティバルが開催される。レースにも注目だが運営サイドの動きも気を付けたほうがいいかもしれない。
及び腰すぎる!運営も自治体もリスクばかり気にしてるだけで何もしないのは本当にひどい!