
競輪グレードレースの売り上げ推移
この画像が今年開催されたグレードレースと昨年開催されたグレードレースの売り上げをまとめた画像だ。
2月の春日賞争奪戦から無観客開催が始まったわけだが、やはり売り上げは30%まで落ち込んでいる。
これは、現地やサテライトで購入している年配の競輪ファンの車券購入が特に減ったからだと思われる。
4月のよさこい賞争覇戦からグレードレース含めた競輪開催中止が相次いだ時期になる。
4月は湘南ダービー、ゴールドウイング賞が中止。
5月はG1の日本選手権競輪と五稜郭杯争奪戦が中止となった。
それ以降は無観客ながら開催がされている。
売り上げ推移から見える影響
新型コロナウイルスの影響が直撃したのは3月4月5月でここのグレードレースは30%まで落ち込んだ。
売り上げが著しく回復し始めたのは高松宮記念杯競輪だ。
G1レースということもあるだろうが、80%まで持ち上げた。
これは予想するに、今まで投票出来なかった現地で購入している年配組やSNSやTV番組を通じて競輪を認知始めた人も増えたからだと思われる。
これを機にグレードレースの売り上げが90%から100%を記録できるようになった。
ミッドナイト競輪の売り上げが上がった
グレードレースの売り上げは中止もアリ下がっているものがやっと盛り返したが、中止相次ぐ4月ではミッドナイト競輪の売り上げが大幅に上がっている。
4月25日~27日開催の玉野ミッドナイトでは11億円を売り上げて目標値の10億円を大幅に更新した。
4月29日~5月1日まで開催された小倉ミッドナイトも11億円を記録している。
ミッドナイト競輪は元々無観客開催なので、インターネット投票するファンが増えたことを意味している。
これから盛り返しを図る競輪
以上のことから、今まで元々現地ファンの直接購入が大きく競輪売り上げを多く締めていた。
無観客開催と開催中止と色々と紆余曲折あったものの、競輪業界にとってある意味ターニングポイントとなっただろう。
それは、どこでも競輪を楽しむことが出来る事が周知出来た結果ともいえるだろう。
競輪を統括するJKAはこれからの競輪の指針をしっかり示すことが出来ればファンも選手もより一層楽しむことが出来るだろう。