
ミッドナイト競輪で新たな試み!
どうやら10月からのミッドナイト競輪の番組編成が変わるようだ。
変更点はシンプルに1番車から7番車までのスタート位置・車番が競走得点順に変わるということ。
1番車がその出走メンバーで一番競走得点が高く、7番車が一番競走得点が低い。といった具合だ。
意図としては、出走順をシンプルに競走得点順に並べることで、強い選手から弱い選手を並びで可視化させ競輪初心者にもわかりやすくする。そうだ。
この試みは、2020年10月伊東温泉競輪ミッドナイトから2021年3月までのミッドナイト競輪全会場で実施される。
レース結果や配当にどんな影響がある?
まず実施されたばかりなので確実なことは言えないが、競走得点順に並んでのスタートは男子競輪については特に大きな影響は無いと予想される。
結局、出場する選手のパワーバランスが可視化されて、見やすくなっただけで競艇のようにスタート位置による有利不利(インコース・アウトコース)ということは無い。
とはいえ、スタートで前を取れれば優先的にラインを作るうえで並びやすいので、競走得点の高い選手はスタートで力まなければならないので多少負荷がかかる可能性はある。
またスタートは位置が決まっていても、レース開始までの周回で位置取りやラインの形成で走る位置は変わっていく。
競走得点高い=成績の良い選手ということになるが、必ずしもそのレースで勝つ可能性が高い選手ではないのでそこは注意が必要だ。
ガールズケイリンには影響が出る模様
前述したのは男子競輪についてだ。
ガールズケイリンはラインがないので、誰かが前を取って自分を入れてくれるということがない。
スタートから自分の好みの位置を取りにいかないといけないので、6番車や7番車といった外側のスタート位置では、不利となる選手も多くなってしまう。
ガールズケイリンは、男子競輪のようにランクが分かれていないので、強い選手(児玉碧衣や高木真備などなど)が勝利している。
そんなトップを走る選手とデビューしたばかりの選手が一緒に走るので、経験値の低い選手は負けやすい。
最終日の決勝レースではなく一般戦(決勝に出れなかった選手同士のレース)で何とか一勝を挙げる選手も多いのがガールズケイリン。
もちろん、強い選手のマーク位置に入って意外な選手が入着し紐荒れなんてことも起こるが・・・
今回の競走得点順でのスタート位置が決まるので、外側の競走得点の低い選手は後方スタートになって、置いて行かれるケースも増えるだろう。
デビューして1勝も挙げられずに代謝制度に引っ掛かり、すぐに強制引退となることも多いガールズケイリンでこの仕様は悪く作用してしまうだろう。
また強い選手がそのままぶっちぎって、1-2-3のレース結果も多くなると予想される。
ということはオッズは相当低い倍率で、購買意欲が下がってしまう可能性もある。
また、競走得点の低いガールズ選手からしたら、あえて不利なフィールドに飛び込むだろうか?
代謝制度(クビ)になりたくないので、出場しガンが減るのではないだろうか?
ガールズケイリン売り上げ下がるんじゃないか?
すでに一部ファンと選手からは不満が上がっている!
SNSを中心に、競輪ファンたちがこの仕様変更について賛否両論声を上げている。
(ほとんどが否だが・・・)
それはやはり、強い選手が内側でスタート有利ということで、レースの展開予想なんて無くなってしまうからだ。
本来は強い選手が外側スタートでも後方から捲って1着。そんなレースが面白いはずだが・・・
前を取った強い選手がそのまま入着しても面白くもない。さらに言うと掛ける意味もない。稼ぐことも出来ない。
そんなデメリットばかりの仕様変更に、一部のガールズケイリン選手はスタート練習をしている者、絶望している選手もいるようだ。
SNSでは児玉碧衣が批判的なコメントをしている。
え?普通になに考えてるんですか?っていいたいんですけど。てか何かを取り入れたり、変えたりするとき現役選手の声を聞いてほしいんですけど!競艇のマネなら他にマネするとこあると思うんですが😂
— 児玉 碧衣 (@15080aoi) October 1, 2020
当然、児玉碧衣はガールズケイリントップ選手なので、出場したら全レース1番車スタートになるからだ。
また児玉碧衣の好きな車番は2番車。好きな車番が貰えないでモチベーションが下がる選手も増えるのではないだろうか?